ERPの導入をご検討の方々にも、Dynamics 365 Business Central(以下、D365BCと略す)の新機能について知っていただくことで、D365BCの機能が優れている点や成長し続ける強力なERPであることを理解していただけるものと思います。
D365BCの最近の多くの改善テーマのうち、業務処理上で大きめのテーマのいくつかを取り上げて説明していきます。
【Excelで編集可能な画面の追加】
D365BCでは、従来から多くの画面で、Excelファイルにデータを取り出す機能(Excelで開く)が備わっておりました。また、主要な画面にはExcelでデータを編集する機能(Excelで編集)も備わっていました。
件数の多いデータをD365BCに取り込みたいときは、Excelファイルからの取込みを行いたいものです。「Excelで編集」の機能を用いればExcelファイルからの取込みができますので、ユーザーから喜ばれる機能です。
Excelで編集の機能が備わっていない画面でも、Excelファイルからコピー&ペーストでD365BC画面にデータを取り込むことはできますが、このような操作ではなく、Excelでの編集で取り込む機能は間違いが起こりにくく良い機能と言えます。
このようにExcelからのデータ取込みにも便利な「Excelで編集」機能が組み込まれた画面が大幅に追加されました。
たとえば、製造における部材の消費実績を登録する画面(消費仕訳帳)などです。
以下は、「消費仕訳帳」画面で「Excelで編集」の操作を行う例です。
その他、多くの画面に「Excelで編集」機能が組み込まれました。
データ入力負荷の軽減が図れます。