毎月の請求書、手書きの申込書、FAXで届く帳票…
「これ、まだ人が入力してるの?」
そう思ったことはありませんか?
あなたがDX推進を担う経営企画なら、日々の現場から出てくる“非効率なルーティン”を見逃せないはず。
でも、ChatGPTなど生成AIを使ってみても、ちょっとしたサポートどまりで「業務改善レベルには届かない」と感じていませんか?
実は今、“業務で本当に使えるAI”として注目されているのが、MicrosoftのAI OCRです。
OCRとは?AI OCRとは?
- OCR(Optical Character Recognition)は、紙やPDF、画像に含まれる文字を読み取り、デジタルデータに変換する技術。
- AI OCRはさらに進化し、手書き文字や非定型の帳票にも対応。AIが文字のクセや文脈まで読み取れるようになりました。
✨ MicrosoftのAI OCRができること
- ExcelやCRM、ERP(Dynamics 365など)への自動記入
- 英語の請求書やPDFを日本語に自動翻訳
- 日本語の帳票を翻訳し、海外拠点に自動共有
【図解】文字がデータになるまで:OCRのしくみ
📷 実際のAI OCR画面をもとに、処理の流れを紹介します:
今回の事例では請求書をサンプルとして活用しますが、OCRは汎用性が高く、例えば以下のような書類の処理も可能です。
- 注文書
- 契約書
- 領収書
①PDFの受け取り
メールなどで請求書PDFを受け取った後、特定のファイルに格納する、もしくはメールで経理担当者に送付するなどの処理を行いますね。
もしくは、営業担当者が自分で処理を行うこともあるかもしれません。
特にMicrosoftのAI OCRを活用すれば、PDFをメールを受け取ったら自動的にOCRの書類読み取りが始まります。
②AI OCRがファイルを読み込む
ファイルの読み込みが始まると、AI OCRが書類上のテキストを読み込みます。
以下のスクリーンショットでは、読み込んだテキストが赤枠で囲われており、各テキストに対して「Vendor Name」などラベル付けも行い、意味を理解します。
AI OCRを使えば、複数個所のテキストを読み取れるだけでなく、書類が例えば斜めだったり、少しレイアウトが異なったりしても、柔軟にデータを読み取れます。
③Excel、ERP、CRMなどに転記
読み取ったデータは、ラベル情報をもとにExcelやERP・CRMなど外部システムに転記可能です。
例えば、読み取った請求書から請求書番号、ベンダー名、購入アイテム名、購入個数、価格、総支払額など、必要な情報をすべて転記できます。
これはExcelだけでなく、ERPへの転記も可能です。請求書の処理に必要な情報を、必要な個所に転記することが可能なんです。
AI OCR+Microsoft製品で実現できる自動化シナリオ
▷ 請求書・注文書・経費精算も自動に
- スキャンした書類をPower Automate経由でExcelへ転記
- そのままERP(Dynamics 365など)へ登録
- 一連の処理がワンクリック or 自動トリガーで完了
▷ 海外とのやり取りもAIがサポート
- 英語の帳票をOCRで認識 → 日本語に自動翻訳 → 社内で共有
- 社内文書を翻訳 → 海外拠点へ自動送信
AI OCRはどんな書類に使えるの?
◎ 得意なもの
- 活字(印刷された文字)
- 手書き(クセのある文字もAIが学習)
- 表形式や非定型レイアウトの帳票
△ 注意が必要なもの
- 罫線が多すぎる表
- 傾いてスキャンされた画像
- 低解像度(100dpi未満)
AI OCRの活用事例
香港・ドイツ・ベトナム・タイの4カ国で展開するエンジニアリングの会社では、毎月数百件にのぼる多言語・多フォーマットの請求書処理に追われていました。
📌 Before:属人化した承認フローとアナログ処理
各拠点で承認フローが異なり、請求書はPDF・紙・FAXなど形式もバラバラ。 処理はExcelや紙での手作業が中心で、1件あたり約3.5分。 確認漏れや記入ミスが発生しやすく、信用リスクや支払い遅延にもつながっていました。
🚀 After:AI OCRで自動認識・入力・承認
MicrosoftのAI OCRを軸に、Power AutomateとDynamics 365で処理を自動化。 請求書は自動で読み取り、必要情報をERPに転記。Salesforceとの連携で営業データも紐づけ。
手書き・多言語・非定型レイアウトにも柔軟に対応できるようになりました。
📈 効果:処理時間とミスを大幅削減
AI OCRの導入により、請求書1件あたりの処理時間は**3.5分 → 30秒**に短縮。 月に1,000件の処理を行っていたため、
約58時間 → 約8.3時間へと削減され、月あたり50時間(約86%)の工数削減を実現しました。 その結果、支払い遅延や記入ミスが激減し、ベンダーとの信頼性も向上。
キャッシュフローにも好影響を与えるようになりました。
まとめ:AI OCRは、入力作業の終わりを告げる技術
「これ、自分の仕事じゃなくてよかったんだ。」
そんな気づきをくれるのが、AI OCRです。
しかも、MicrosoftのAI OCRなら、あなたの会社で既に使っているExcelやERPと自然につながる。
もう、AI活用は“実験”ではなく、業務改善の現実解です。
社内の提案でも、上司にこう言えるはずです。
「この作業、もう人がやらなくていいみたいです」
以下のボタンより、お気軽にご相談ください。