ERP導入費用をいかに低減するかの観点からアドオン開発費用を抑えること、社内帳票の開発も減らすことを前回記載しましたが、今回はERP導入費用との関連でERPの選択について考えたいと思います。
まず、企業規模に見合ったERPの選択について考えたいと思います。必ずしも年商規模が企業規模を表すとは限りませんが年商規模で考えてみましょう。ERPには大企業向けの製品、中堅企業向けの製品、中小企業向けの製品と大きく3つに分類できます。
おおよそ、年商1,000億円を超える企業には大企業向けのERP、年商100~1,000億円の企業には中堅企業向けのERP、年商100億円未満の企業には中小企業向けのERPが対応するものと考えています。
大企業向けのERPは、中堅企業や中小企業向けのERPと比較して、ERP導入費用も運用費用も大きくなりますので、自社の年商規模に応じたERPを選択することが重要です。
ただし、大企業でも事業の多角化で事業部門ごとにERPを導入するような場合は、中堅企業向けERPの選択が良いなど、ERP導入単位の年商規模で判断することが必要なのです。
最近の傾向として、ERPをできるだけスリムにしてERP関連費用を下げる狙いから、1段下のERPを選択するようなケースも見受けられます。大企業でも中堅企業向けERPを採用したり、中堅企業でも中小企業向けERPを採用したりする事例があります。
弊社が取り扱っていますMicrosoft Dynamics 365 for Finance and Operationsは中堅企業向けを中心に大企業向けでも使用されるERP、Microsoft Dynamics 365 Business Centralは中堅企業向けおよび中小企業向けERPと位置付けています。