Dynamics 365 Business Central(以下、D365BCと略す)は、進化し続けています。年に2回の大きなアップデート(リリース)があり、使いやすさの改善、情報項目の拡充、新規機能の追加などのD365BC本体の機能改善のほか、Power Platformとの連携やCopilotを使用したAI機能との連携が改善強化されています。
ERPの導入をご検討の方々にも、D365BCの新機能について知っていただくことで、D365BCの機能が優れている点や成長し続ける強力なERPであることを理解していただけるものと思います。
2023年および2024年のリリースでもPower Automateとの連携やCopilotとの連携のほか、D365BCの業務機能自体の改善が多数、利用可能となっています。
最近の各リリースの業務機能の改善については、次のような傾向があります。
・2023年サイクル1:全32テーマ中で倉庫や在庫関連は10テーマと比率が高い
・2023年サイクル2:全25テーマ中で倉庫や在庫関連は7テーマと比率がやや高い
・2024年サイクル1:全32テーマ中でプロジェクト管理やサービス管理は10テーマと比率が高い
最近の多くの改善テーマのうち、業務処理上で大きめのテーマのいくつかを取り上げて説明していきます。
【ユーザーの請求書転記方針の設定】
ユーザーにより請求転記を制限したり、請求転記を入荷や出荷転記の際に合せて実行するようにしたりといった請求転記の制御をユーザーごとに設定できるようになりました。
「ユーザーセットアップ」画面に「販売請求転記方針」、「購買請求転記方針」の項目が追加され、これらの項目の設定で制御できます。
・「禁止」を設定すると請求転記ができなくなり、転記画面では請求転記が表示されなくなります。
・「必須」を設定すると入荷または出荷の転記をすれば、自動で請求の転記が実行されるようになります。
この機能により、特定のユーザーだけに請求転記が行えるようにする機能利用制限を行えることや、出荷転記すれば自動で請求転記まで行う自動化を行えます。操作の簡便化が実現できます。
「購買請求転記方針」に通常(既定)の「許容」を設定した際の転記確認画面は、次の通りです。
「禁止」を設定した際の転記確認画面は、次の通りです。
「必須」を設定した際の転記確認画面は、次の通りです。